新緑の妻籠宿  パソコン水彩画
 
 
 二宮欣司
(作者コメント)

今年5月信州妻籠宿へ行ったとき、朝
早い時間に撮った写真をもとにパソコ
ン水彩で描いて見ました。
5月末で新緑は鮮やかに映え
人どうり
も少なく昔の面影を残したひっそりし
た宿場町の風景が気に入りました。
いつもより拡大して描いたため、完成
に数十時間かかりました。
とくに光の具合で明るい部分と暗い部
分のコントラストに気をつけました。
妻籠宿は徳川幕府によって造られた中
山道の宿場町で京都から江戸へ下る馬
籠の次の宿場町です。
馬籠はあの島崎藤村の出身地で家系は
豪農で本陣をまかされ、その隣家に藤
村の詩集に「まだあげ初めし前髪の・
・・・」と唄われた初恋の女性が住ん
でいたといわれています。