壁面展示品
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版画  坂間 武
毎年、年賀状作りは暮れを待たずに始められます。PC全盛のこの時代に、紙の感触、絵の具の匂いを確かめながら、一枚一枚色を刷り上げていく工程を何よりも楽しんでいます。




庭先の春  武士俣 光也
CGならではの摩訶不思議な世界にいざなってくれます。プロのグラフィックデザイナーでありながら、額縁に入った自分の作品を人に見てもらうのは始めというのにはびっくりしました。


庭先の秋  武士俣 光也
菊は作者の庭先の花をCG化したものですが、自分の色がどうしても表現できなかったのが唯一の心残りだとか。色の魔術師ならではの意味深い言葉です。




サーカスの女  畑 地賀恵
この題名には、いい意味で裏切られました。自分の固定概念を打ち砕かれました。この少女は、スポットライト浴びた自分を思い浮かべて、思わずポーズをとってしまったようです。


鳥と巣箱  畑 地賀恵
壁に飾られていても奥行きを感じさせ、ついつい覗き込んでしまいました。今にも小人さんが顔を出しそうなメルヘンの世界に引き込まれました。




冬景色  畑 地賀恵
銀世界は全ての音と光を閉じ込めます。そして内なる魂に耳を傾ける時を提供してくれます。ほら、ほのかな灯りをたよりに、雪の妖精が舞い降りてきましたよ。


凱旋門  石塚 壽
圧巻とはこのことをいうのでしょうか。ゲスト出品ですが、会場を制圧した感があります。鏡の縁を凱旋門に見立てる発想が何ともユニークであり、実用と芸術の融合です。




私のコレクション  堀田 宏
往年の科学少年は、今なお、カード1枚にも目を輝かせます。今では国までが亡くなってしまったのに、世界中の無線愛好家にはそれさえも宝物、財産なのです。

<出展者コメント>
雑音と混信の渦の中に、私の呼びかけに遥か遠方から応答する相手の声を聞きつけたときの喜びは、何物にも代え難い。一枚一枚のカードを見るたびに、胸躍らせた過ぎし日の思い出が蘇る。


春花秋月  隈元 真理子(上條さんのお嬢さん)
この作品展のために10年ぶりに筆をとったそうです。お父さんの作品に花を添えたいと言う娘さんの気持ちが何とも健気で微笑ましいですね。ちなみに、奥様には断られたとか。




リース  二宮 恭子
こんなリースで迎え入れられたら、ゲストはドアを開けるのももどかしくなるに違いありません。家中に朗らかな空気が満ち溢れ、愛犬ピノちゃんがソファーにまどろむ姿が目に浮かびます。


ウェルカムボード  郡司 寿子
嫁ぐ娘のために母が心を込めて描いた作品が展示されるのも、今回の作品展の意義あるところです。作者の洗練された生き方が、そのまま筆跡となって見る者を魅了します。





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