油 彩 画
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夏の名残り  板倉慶隆
さすがプロ級の腕前です。まず、裸婦が二人ということに新鮮な驚きを感じます。そして、確かなデッサンで、人が重なり合う構図に女性の美しさを最大限に引き出しています。
まどう  斎藤登記男
文学的香りが高い題名に、絵の中の女性が何ともなまめかしいではありませんか。作者の中に巣食う永遠の女性の理想像を垣間見た思いです。
ローヌ河岸の古都  板倉慶隆
高台から見下ろしたローヌ河岸の町は、赤い屋根と白壁のコントラストで旅人の目を奪ったことでしょう。そこに住む人達にも優しい眼差しを向けて筆をとる作者は、至福の時間を持ちました。
炎  二宮 欣司
静物画の題材としては、秀逸というよりも度肝を抜かれます。この意外性が絵の具に生気を与えました。物静かな作者の内面を知るに十分な力強さを感じます。